N様宅のお星様になった、玉三郎くん 2014/05/22
ある日の午後、闘病中の猫さんのお世話のご依頼がありました。
お医者様からは2,3日でしょうと言われたそうです。
お家には、お婆さまとお世話をされている猫好きなヘルパーさん。
娘さんは遠方に住んでいらっしゃるためのご依頼でした。
かなりの貧血で歩く事も出来ず、呼吸も辛そうでした。。。
それでも、玉ちゃんは懸命に生きようとしているように私には思えたのです。
物言えぬ動物たち、いつも、治療には考え、葛藤してしまいます。
飼い主様もそうでした。どこまで。。。
痛みや苦痛をできるだけ、取り除いてあげたいという気持ちはみんな一緒だと思います。
娘さんが酸素室をレンタルしてくださりました。
酸素室へ玉ちゃん入れてあげると、呼吸も少し落ち着き、少しずつ食事もとってくれるように
なり、体を拭いてあげると気持ちよさそうにしてくれました(*^_^*)
玉三郎くん(推定10歳)
4年前とある場所に遺棄されていたところ、N様に保護され、
その後はN様宅で幸せに暮らしていました。
闘病は辛かったと思います、私は1日2回だけの訪問でしたが、
ネコ好きのヘルパーさんも一生懸命に介護してくださり
少し落ち着いたのかなっと思った10日目、急変でした。。。
午後のお世話で訪問して、「玉ちゃん、体きれいにしようか。」と
声をかけ酸素室に入った直ぐでした。。。
呼吸が荒くなってきたので、ヘルパーさんと二人で体をさすってあげました。
少しずつ呼吸がゆっくりになり、辛い闘病が終わりました。
玉ちゃんのお世話ができて本当に良かったです。
最初は、少し不安もありました。。。でも、心をこめてお世話をしてあげると
やっぱり、伝わるのかなと。。。だから、ちゃんと看取ってあげる事ができたのかなと。。。
玉ちゃん、ありがとう。よく、がんばってくれました。
「また、逢おうね。。。」
飼い主様、悲しみの中、感謝の言葉をいただき誠にありがとうございました。
玉ちゃんは猫生、最後の4年間はきっと幸せだったと思われます。